始めに
私が学生の時、親を含め周囲の将来安定な仕事の考えは良い大学を出て、安定な企業の会社員か公務員というコースが一般的であった。実際、私も良い大学を出て、安定な企業勤めコースを目指し、苦労した。大学受験では浪人し、就職活動では就職氷河期で内定がもらえず、苦い経験をした。選択肢が少なく、視野が狭かったと思われる。1つの安定した組織で長く働くということが日本で広く良いと思われている。
しかし、社会に出てから、様々な経験をした人や本の考えに触れ、稼ぐ・働く選択肢は色々あるということを知った。稼ぐ・働くことはもっと自由であるべきであり、楽しさや嬉しさがある。今回「働く価値ー稼ぐ・働くは楽しい!?」と題し、シリーズ化された投稿として、仕事をテーマに4冊の本を紹介し、最後に私見を述べる。
概要
【1冊目】「WORK 価値ある人材こそ生き残る 著者:moto(戸塚 俊介)」
一冊目は転職に関する本である。こちらの作者の方は転職と副業でステップアップし、副業で始めた会社の売却を経て、現在は代表取締役を務めている。この本では主に転職に関する「市場価値」を高める方法について書かれている。市場価値を高めて、ステップアップする楽しさがある。
【2冊目】「転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 著者:moto(戸塚 俊介)」
一冊目と同じ作者の方で、転職と副業について書かれた本である。一冊目と同じように転職では市場価値を高めることが書かれ、副業では本業を活かした方法が書かれていた。転職と副業を通して、「自分の看板を持ち、個人で稼ぐ」ことの大切さについて書かれている。企業や組織に依存しない個人で稼ぐ力を持ち、自分で選択できる自由な働き方を目指すことができる。
【3冊目】「ひとりビジネスの教科書 著者:佐藤 伝」
この本はタイトル通りひとりビジネスに関することが書かれている。ひとりで始めるビジネスとは言え、始めたビジネスを応援してくれるファン・お客さんや不得意なところを補いコラボで相乗効果を高めてくれるビジネスパートナーとの繋がりを作ることが重要である。それゆえにひとりビジネスは「コミュニティを作る」仕事であると述べられていた。ひとりビジネスにより繋がる楽しさがある。
【4冊目】「9割の社会問題はビジネスで解決できる 著者:田口 一成」
この本はソーシャルビジネスと起業について書かれた本である。ビジネスを手段として社会問題を解決することに軸が置かれたビジネスがソーシャルビジネスである。お金を多く支払う人の課題を解決する市場に軸を置いた一般的なビジネスとは異なる。「社会問題を解決するビジネスをデザインする」方法が述べられている。「社会貢献」により他者をより良くする選択をしたという実感は楽しく、自分の人生も豊かにすることができる手段としてソーシャルビジネスが書かれている。
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